理事長所信President Message

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スローガン:「分かち合える仲間づくり」

理事長  小野瀬篤嗣

第52代理事長  小野瀬篤嗣

【はじめに】

青年会議所は「学び舎」と例えられることがあります。私が一般社団法人成田青年会議所に入会して11年目に入り、そのなかで2016年の委員長職をはじめ、まちづくりや青少年健全育成等の委員長や千葉ブロック協議会や関東地区協議会への出向等、様々な経験(修練)をさせていただきました。また、少年の翼をはじめとする公益事業や各種大会の設営を通して、対外の方々と事業を構築する貴重な体験(奉仕)もさせていただきました。時には大変なこともありましたが、その修練を乗り越えられたのは「学び舎」で築いた仲間の協力(友情)のおかげであります。だからこそメンバーにも青年会議所の三信条のなかで、友情を大切にしていただきたいと考えました。

私自身もそうでしたが、日々の活動のなかで例会、事業の構築に追われ議案の作成ばかりに注力してしまうことが多々あります。その様な状況に陥ると、ひとりで抱え込んでしまい審議を得ることが目標になってしまいます。だからこそ「学び舎」のなかで仲間をつくり、参加者に少しでも益を生み出すところに目的を定めて、仲間と例会や事業構築を楽しみながら、日々の活動に注力していただきたいです。そうすれば、ひとりでは思いつかない考えや当青年会議所の活動にも活気が溢れ、ひいては地域のためにより良い運動の展開へ繋がっていくと考えます。また、事業の実施においても通じるところがあります。わんぱく相撲の事業を担当させていただいた時に、成田市相撲連盟の方々の経験が事業の助けになりました。その様に、私たちだけでは力や理解が足りない部分を地域の方々に協力や助言をいただくことで、より良い運動の展開に繋がるはずです。協力して事業を行う相手も大切な仲間です。当青年会議所と地域の方々との関係構築が事業を続けていくうえで必要不可欠であると考えます。

このNARITAという地域に、成田青年会議所が在り続けるにはメンバーの仲間意識による活気溢れる私たちの姿と、地域の方々に理解、協力していただける関係構築が地域の明るい未来に繋がると信じ行動いたします。これが2023年度の一般社団法人成田青年会議所です。


【友情によるLOM活性化】

組織を強化していくうえで活発なLOMの姿は重要な要素であります。昨今、例会や委員会に参加するメンバーは理事会構成メンバーが大半を占めており、私が入会した頃より、メンバー同士の交流が希薄になっております。40歳という限りがある青年会議所が新陳代謝を行っていくうえで、個々に積んできた様々な経験などを引き継ぐためにもメンバー間の関係構築は大切なことだと思います。そこでメンバー同士がより深く関係を築く一歩目として交流を図る場が必要不可欠と考えました。また、友好締結を交わし10年目に入る一般社団法人原町青年会議所の皆様と築いてきた友情を確りと引継ぎ、大切にしていきたいと思います。

その一歩一歩を確実に歩むことにより友情が芽生え、例会以外の日々の活動意欲も向上しLOMの活性化に繋がり、連帯感の持ったより強固な組織に成長いたします。


【地域とのパートナーシップによる公益事業】

まちのなかには乳児から高齢者まで幅広い年齢層の方々が共存しております。そのなかで、地域の未来を担う子どもたちに大人になっても地域に愛着を持ち続けて貰うことが明るい未来へ必要な要素だと考えます。それと並び重要なことは、私たちと同じ青年世代の活気の増加が地域の明るい未来に向かう両輪であると考えます。さらに、有益な事業を行うには、青年会議所と”外”の力が合わさればより有益な事業が展開できると思います。ターゲットを定め、地域の方々の声を聞き、アレンジを加えることでより地域に根差した事業が展開出来るはずです。

そして、地域に愛着を持った子供たちが増えるとともに、事業から得たパートナーとの信頼関係が地域の方々への成田青年会議所の組織としての認知、理解者の拡大に結ばれていくと考えます。

 

【基盤を固める組織運営】

組織を運営するにあたり定款や諸規則が定められております。それらを遵守し適宜サポートを行うことで組織に強い繋がりが生まれます。交流による友情の繋がりと同じく、堅実な組織運営による信頼し合える繋がりが重要であり、LOMの活動を支える基盤の構築が必要です。

そしてその基盤が組織の根幹として、地域の方々や関係諸団体の方々に情報を発信する機会を設け、成田青年会議所の活動や運動に対する理解者の拡大に繋げていきます。


【LOM全体で取り組む会員拡大 目標10名】

組織を拡大するうえで一つの委員会だけで行うには限界があり、組織全体で一人ひとりが当事者意識を持って取り組むことが必要です。日頃から各委員会開催時に会員拡大に対する話題を出す習慣を持ち、各メンバーから拡大情報を周知、共有することでメンバー間の会員拡大に対する意識も変化し、入会候補者の情報が多く集まると考えます。その情報を確りと理事会で共有し、LOM全体で拡大に取り組む姿勢を示します。

地域に対して良い事業の展開を行うとともに、LOM全体で拡大意識を持ち目標10名の拡大を達成し、組織の強化に繋げていきます。

【参加することで知るLOM以外のJCI】

青年会議所の活動、運動にはLOM以外にも日本青年会議所、関東地区協議会、千葉ブロック協議会などがあります。本年は東京で開催される全国大会や、2014年成田開催以来の千葉県で行われる関東地区大会の館山開催、成田と同じエリアの八日市場で開催される千葉ブロック大会等が身近な場所で開催されます。LOM以外の様々な事業に触れることでLOMでの活動に刺激が得られ、柔軟な思考になると考えます。また、LOM以外の仲間を県内、関東、さらに全国に増やす良い機会になります。

参加することで得た経験がLOMの事業構築にも良い影響を与え、組織としての活動、運動の拡がりに繋げていきます。


【むすびに】

「まちのために何か良いことをする」「会員同士の交流を図って組織を強化する」「メンバー全員で会員拡大に取り組む」当たり前のことをこの所信に書かせていただきました。しかし、成田青年会議所には今一番必要なことです。その当たり前のことが、今よりも強い運動を展開する原動力に繋がると確信しています。そして、その原動力に地域の方々の力が加われば更なる相乗効果が生まれると確信しております。また、友好締結を交わし関係を築いてきた、一般社団法人原町青年会議所の皆様とより一層の友情を育むとともに、メンバーの皆様と少しでも多く顔を合わせ、共に活動、運動を遂行したいと思いますので、友情で湧き起こす活力で頑張りましょう。

※LOM(ロム):Local Organizaition Memberの頭文字をとったもので、国家青年会議所の中に属する各地青年会議所の意。