理事長所信President Message

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スローガン:「笑顔でつくる繋がり」

理事長 荒居 正一

第49代理事長 荒居 正一

【はじめに】

私が青年会議所に入会したきっかけは、仕事上で繋がりのあった先輩からの誘いからでした。私は学校を卒業後に祖父の営む現在の職場に勤め始め、祖父と二人で仕事をすることが多く、社会人では当たり前である名刺交換や書類の作成など、基本的な部分から青年会議所で学ばせていただきました。初めて参加した委員会では、卒業年度の会員や入会して間もない会員が活発に意見を交わしていました。私の意見に対しても先輩方が確りと耳を傾け、答えてくれた嬉しさを今でも覚えております。その様な先輩方に追いつこうと本年まで9年間、私なりに必死に活動を続けてきました。その活動の中で頼れる先輩方、LOMメンバーに恵まれてきました。また、多くの出向の機会を与えていただいたお陰でNARITA以外の県内外の多くの同志に出会うことができました。そんな同志とお互いの住み暮らす地域のことを話し合うことで、改めてNARITA(本年度、成田青年会議所の活動エリアは成田国際空港を中心とした周辺地域と定義いたします。)を見つめ直すことができました。そして、2014年度に友好青年会議所として締結した一般社団法人原町青年会議所メンバーとの出会いも私の青年会議所活動に大きな変化を与えていただいた大切なきっかけとなっています。その一つひとつが貴重な出会いであり、仕事だけでは出会えない同志との交流により様々な良い影響を受けることができました。

私たちが住み暮らすNARITAは、人、場所、ものの集合体であり、成田国際空港を擁するNARITAにおいて、今よりも広範囲の人、場所、ものと繋がることができ、さらなる発展ができる可能性を秘めていると考えます。

40歳までという限りのある青年会議所でしか築けない繋がりも多くあります。40歳を迎えるまでにLOMメンバーにも少しでも繋がりを広げ、強固にしていただくことが自身の成長、そして、自らが住み暮らす地域社会の発展に繋がると考えます。


【食によるNARITAの未来創造】

2021年に新成田市公設地方卸売市場の開設が予定される中で、広範囲へのNARITA産食材の発信が期待されています。それは、NARITA産食材を通して多くの国内外の方にNARITAを知ってもらえる好機ではないでしょうか。そして、その好機を生かしNARITAを目的地として訪れてもらうには、既存の観光資源とともにNARITA産食材を含む「NARITAの食」の魅力を発信することが重要です。そこから今までと違う食を主とした観光を築き上げることで新たなNARITAの姿へと繋げていきます。


【知ってもらうことで始まる交流】

まちを今よりも良くしようと考えたとき、1人では困難な目的も、1人より2人、2人より3人と多くの人と繋がり、行動していくことで、達成することができるのではないでしょうか。そして、自らが住み暮らすNARITAのことを話し合い、行動に移すことができるのが「成田青年会議所」です。しかし、どんなに良い運動を展開したとしても地域の方々に認知していただけなければ、理解者の増加においては意味がありません。そこで、地域の方々へ「成田青年会議所」を発信し、理解者を増やすことで会員拡大へと繋げていきます。


【子どもの成長が広げる地域の可能性】

成田青年会議所で行われる青少年健全育成事業は、少年の翼・わんぱく相撲共に継続事業であります。継続してきたからこそ得られた経験を通し地域の方々に様々な形で支えられ開催されてきました。

まずは、少年の翼において、今まで培ってきた経験をもとに、より多くの子どもたちが参加できる事業を構築していきます。そして、少年の翼を通して子どもたち自身が夢を考えるときに、選択肢の幅が少しでも広がるような事業を実施していきます。さらに、子どもたちが夢を追い、実現しようとする力は、自身が住み暮らす地域に良い影響を与えると考えます。

わんぱく相撲を通して、礼儀・礼節を学んでいただくとともに、関係者の皆様、応援してくれた仲間、送り出してくれた家族に「ありがとう」と言える環境を創造することで、子どもたちの健やかな成長へと繋げていきます。


【要となり支える組織】

総務の役割は、過去の経験に学び、組織の要になる気概を持ち、基礎となることが担いであります。そのような中で、単年度制である青年会議所において、LOMメンバーが行う活動の力を最大限発揮できるよう、円滑な情報伝達は重要と考えます。また、当たり前のことを当たり前にやるという、この簡単なようで難しいことを確実に行っていくことは総務の活動の原点であります。さらに、例会や事業についての情報の発信も大切な役割であります。そして、組織の中心として各委員会と連携し、円滑な諸会議の運営、LOMメンバーの決議機関となる総会を確実に取り仕切ることで運動の確かな土台とします。


【おわりに】

たとえ厳しく困難な道のりでも、仲間と団結し肩を組み一歩でも前に進んでいきましょう。私は青年会議所に入会し多くの仲間ができました。この仲間に支えられ励まされるとともに修練し、その経験を分かち合ってきたことが今の私をつくり誇りとなっています。この様な機会を与えていただいたことに感謝し、次の世代へと繋いでいきたいと考えます。

創立から紡いでこられた創始の理念と49年目を迎えた地域を想う心を50年目へと繋げるその時までしっかりとお預かりをし、笑顔でつくる繋がりをもって明るい豊かなNARITAの創造をお誓い申し上げます。一年間どうぞ宜しくお願いします。


【拡大スローガン】

すべての運動の源!目指せ!会員55名!